千葉大学公共研究センター

千葉大学公共研究センターの活動や、千葉大学公共学会の機関誌『公共研究』についてのお伝えしてます。https://pub-a.le.chiba-u.jp/

9/21(金)「地域持続可能性指標ワークショップ」開催

 現在、千葉大学において「人口減少・環境制約下のコミュニティ
形成」という研究プロジェクトを進めております。研究プロジェク
トの中間成果物として、本年6月に千葉日報社より倉阪秀史編/大石
亜希子・岡部明子・倉阪秀史・広井良典・宮脇勝著『人口減少・環境
制約下で持続するコミュニティづくり─南房総をイメージエリアと
して─』を刊行いたしました。
http://honto.jp/netstore/pd-book_25261246.html

 本書においては、1.持続可能な社会は、人工資本・人的資本・自然
資本・社会関係資本の4つの資本で支えられること、2.これらのメン
テナンスを行う経済部門である「持続部門」を育成することが重要で
あること、3.「持続部門」の育成は地方自治体が主に担当すべきであ
ることを述べ、地方自治体において「4つの資本の棚卸し」を行うと
ともに、これらに関する指標を設定すべきと主張いたしました。

 次のステップとして、「地域持続可能性指標ワークショップ」を
開催し、実際にこのような政策指標を設けることができるのかどうか
について、地方自治体の現場の方々を交えた議論を進めていきたいと
考えております。このプロジェクトについては環境省の第2期環境経済
の政策研究として採択された「地域内外の影響を考慮した環境・経済・
社会の評価指標と測定手法の開発」(研究代表者:中口毅博 芝浦工業
大学システム理工学部環境システム学科 教授)の一環としても位置
づけられることとなりました。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=20475&hou_id=15567

 つきましては、下記のとおり第一回会合を開催しますので、関心の
あるみなさまのご参加をお願い申し上げます。
 


日時 平成24年9月21日(金)14:00-16:00
場所 千葉大学人文社会科学研究科2階マルチメディア会議室
内容 『人口減少・環境制約下で持続するコミュニティづくり』の成果
発表と今後の計画、質疑続きを読む