千葉大学公共研究センター

千葉大学公共研究センターの活動や、千葉大学公共学会の機関誌『公共研究』についてのお伝えしてます。https://pub-a.le.chiba-u.jp/

今月の対話研究会

1.国際公共比較部門対話研究会
フレキシキュリティデンマーク・モデル」(仮)

報告:若森章孝氏(関西大学教授)
日時:2008年5月16日(金)16:00~18:00
場所:千葉大学人文社会科学系総合研究棟4階共同研究室2

詳細:
 本国際公共比較部門が主として推進してきた「労働-福祉ネクサス」
研究プロジェクトでは、このたび若森章孝氏より「デンマーク・モデ
ル」と呼ばれ、近年注目されている労働市場流動性と雇用の保障の
両立を目標に掲げるフレキシキュリティ戦略を中心にご報告いただき
ます。
 報告者は、『資本主義発展の政治経済学』(関西大学出版部、1993
年)ほか多くの著書・訳書を公刊されていますが、2007年には共編著
EU経済統合の地域的次元』(ミネルヴァ書房)が出版されました。
本研究会はフリーエントリー形式です。ご関心のある方は、ぜひご参
加ください。

2.公共政策セクション対話研究会 
<福祉環境交流センター 連続セミナー第46回>
「環境ISOの有効性とは―ISO/TC207/SC1における規格策定に参加して-」

講師:伊藤佳世(千葉大学公共研究センター COEフェロー)
司会:倉阪秀史氏(千葉大学法経学部教授)
日時:2008年5月28日(水)16:00~17:30
場所:千葉大学大学院人文社会科学研究系総合研究棟
   2階マルチメディア会議室

開催趣旨:
 2006年に内閣官房知的財産戦略本部が策定した「国際標準総合戦略」
のもと、大学には研究成果の国際標準化活動と標準教育を通じた標準
化人材育成(標準化活動を将来担う人材の育成)が求められています。
千葉大学ではISO14001の認証を取得し、環境マネジメントシステム
(EMS)に関する実務教育を通じた「学生主体の環境マネジメント
システム」を運営しています。

 国際標準規格を利用する側の人材育成から規格を策定する側の人材育
成に対する社会のニーズに応えるため、現在ISO/TC207/SC1で日本のエキ
スパート委員として中小企業向けの段階的なEMS規格:ISO14005の策定と
ISO14001及びISO14004の次期改訂を担当している伊藤佳世COEフェロー
(千葉大学公共研究センター)が、以下について解説し、EMSに関する
国際標準化プロセスや国際標準規格の有効性に対する疑問に答えます。

1.国際標準化の概説、規格策定プロセスの公正性、エキスパートの業務
2.持続可能な社会づくりを目指した環境分野における国際標準化活動
3.ISO/TC207/SC1における環境マネジメント分野の標準化活動
4.ISO14005の動向

 千葉大学内外を問わず関心のある方の参加を歓迎いたします。学生の
皆さんもふるって参加ください。